報徳流の新たな取り組みを始めています。

地域を元気にする公民連携やソーシャルビジネスを生み出しませんか。

少子高齢化が年々顕著となり、医療や介護、福祉・育児・社会保障などの予算が増大、財政的にも厳しい時代を迎えるこれから。

これまでの手法が通用しなくなるなか、私たちはこれからの未来を予測し、今、真剣に動き出すべきだと思います。

■現代にも通じる二宮尊徳翁の教え

物の豊かさや社会や産業の構造は違えども、尊徳翁が活躍した江戸時代末期も、人口減少が起きていた低成長の時代でありました。
相次ぐ自然災害が起こり幕藩体制が衰退していくなかで、諸藩も農民も財政的に苦しんでいた当時、「荒地は荒地の力で」人々の心の荒蕪を開拓し(モチベーションを上げ)、小さなところから小を積んで大と為し、農村復興や財政再建を成し遂げたその手法(報徳思想・報徳仕法)は、これからのローカルで生きる私たちに大きなヒントを与えてくれるのです。

今も役立つ報徳の教え
二宮尊徳翁語録より 【訳注 報徳外記より抜粋】

「 国に9年の蓄えのないのを不足といい、6年の蓄えがないのを急といい、3年の蓄えもないのを国であって国でないという。今日諸侯の国で、3年の蓄えがあるものがどこにあろう。泰平が久しく続いて、ぜいたく遊惰をきわめ、1年の歳入を尽くしても国用が足らず、あるいは負債により、あるいは暴税によってこれを補う。負債は利息のために税収を減じ、暴税は人民の流亡のために税収を減ずる。そこで不足はいよいよ生じ、あるいは翌年分の租税を納めさせ、はなはだしきは3年先の分を取り立てて国用にあてるようになる。国であって国でないと言おうか、諸侯であって諸侯でないと言おうか。」

 

「 上は王侯から下は庶民にいたるまで、おのおのその天分にとどまり、節度を立て、勤倹を守り、分外の財を譲って報徳の資材とし、これによって荒地をひらき負債をつぐない、貧窮をめぐみ、衰村を立て直し、廃国を興す。その実施は、一家からして二家に及ぼし、一村から二村に及ぼし、漸次一郡・一国・天下に及ぼし、ついに海外万国に推し及ぼすのであって、これぞ天地人三才の徳に報いるゆえんなのである 」

2022年12月開講

現在募集中!

報徳流地方創生塾

2022年12月10(土)~11(日)開催

「実践なくして成功なし」
江戸時代末期。疲弊した600もの村々を復興再生に導いた、
二宮尊徳翁の生誕地小田原で学び、自分自身の暮らしや事業に活かす2日間。

【日 時】
 令和4(2022)年12月10日(土)~11日(日)
【場 所】
報徳二宮神社 報徳会館
神奈川県小田原市城内8-10
報徳二宮神社 https://www.ninomiya.or.jp
報徳会館 https://www.hotoku.co.jp
報徳博物館  https://www.hotoku.or.jp

【人 数】20名位まで

【主 催】
 ■公益財団法人 報徳福運社
 ■報徳二宮神社
 ■エリアイノベーションアライアンス
【協 力】
 株式会社報徳会館
 報徳仕法株式会社

【参加費】
 1名 35,000円(研修・昼食・懇親会費含)
【その他】
 ・駐車場のご用意はございませんので予めご了承ください。
 ・参加費は事前にお振込みいただきます。12月2日(金)迄

■既に始まっているソーシャルビジネス

小田原柑橘倶楽部

2010年、報徳二宮神社まちづくり推譲事業の一環としてスタート。

市内有志企業が協力して、人・もの・お金を地元で循環させながら地域の農業振興と農商工連携を進めています。250万円の資本金を元手に、柑橘をベースにした新商品を生みだし、これまでに2億円以上のお金を生み出しながら地元14社での新法人を設立。耕作放棄地を開墾してレモンを栽培するほか、加工所も新設し果汁搾汁を行うなど、地域農業の課題を解決しながら今も連携拡大をしています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

ほうとくエネルギー株式会社

2011年の東日本大震災をきっかけに、「地域の安心安全を、自分たちの手によって創り出していこう」という理念のもと、平成24年12月11日に小田原の地元企業38社が出資して誕生した会社。
再生可能エネルギーの設備投資には、市民が出資する市民ファンド等を形成。現在、小田原メガソーラー市民発電所や屋根貸し太陽光発電、0円ソーラー等の太陽光発電所を稼働さながら、安心安全なエネルギーを自分たちで消費する「エネルギーの地産地消」の仕組みを導入し、持続可能な地域づくりを目指しています。 詳しくは、こちらをご覧ください

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